工作って楽しいね

実車の所有欲をプラモデルで解消するブログです。

小説 第1話

たんたんたぬきのキ○タマはぁ〜
ヒガシが西武で ニシ東武〜♪


(以上OP曲)




さてさて

私はむかしホテルでアルバイトをしておりました。
ホテルといっても、その地方都市では一、二を争う規模のシティーホテルでして、宿泊以外にも結婚式をはじめ、最上階にはバーラウンジ、地下にはスパ施設を備える。
そんなようなところでした。

記憶では通常17:30に出勤していたと思います。

まず、フロント脇のお客様も出入りする勝手口のようなところから建物に入り、入ってすぐのクローク裏にある更衣室でユニフォームに着替えます。
そうして、宿泊フロントの前を他の従業員に出社の挨拶をしながら横切り、搬入口近くのタイムカードを押しに行くのです。
私のお仕事のはじまりです。

夕方出勤ですから、観光やビジネスのお客様がちょうどチェックインのピークを迎える時間帯です。
結婚式などで訪れたお客様もまだ頻繁に出入りされております。
私は数人の同僚と一緒にエントランスに立って、宿泊のお客様を出迎えます。

旅行カバンを両手に持ったお客様が到着されたならば、
「いらっしゃいませ」
「ご予約はございますか?」
「何泊のご予定でございますか?」
「ご予約のお名前はどなたで伺っておりますか?」
 そんな事を伺いながらお客様のお手荷物をお預かりし、ロビーから宿泊フロントへとご案内いたします。
お手荷物が多いお客様の場合は、ステンレス製のビガビガの台車を押してお迎えにあがります。

この時間帯の私の仕事は宿泊の客様をお部屋までご案内する、
いわゆる「ベルボーイ」なのです。



宿泊フロントへ到着すると、フロント係にご予約のお名前と泊数を伝えます。
「〜様、〜泊のご予定です」。

お客様が御記帳を終えるとフロント係が私にお部屋のカギを渡します。
そこからエレベーターに乗って、宿泊客をお部屋までご案内するのです。

エレベーターには私が先に乗り込みます。
「お先に失礼いたします」
するりとステンレスの台車をバックでエレベーターに滑り込ませたらならば、二重構造であるエレベーターの扉の出っ張った内側の扉を手で押さえ、閉らぬよう安全を確保したうえでお客様をエレベータのかごに誘導いたします。

「チ〜ン」♪
(階に到着)

「こちらでございます」
厚い絨毯の廊下をステンレスの台車を押して、宿泊客をお部屋までご案内いたします。

ひとしきりお部屋の設備を説明し終えると、
「ごゆっくりおくつろぎくださいませ」
そう言って立ち去ります。

たまににチップを差し出されるお客様がいらっしゃいますが、そういうときは頑なにお断わりするんです。
(だって日本の場合はサービス料10%に含まれているんだもの)。

そんな微笑ましい一悶着があったりしつつ、お部屋までのご案内し終えた私は、乗ってきたのとは違う業務用エレベーターでロビー階まで戻るのです。


この業務用エレベータは、この時の私にとって、つかの間のリラックスタイム。
だもんでここでの数十秒の間に、発狂タイムを存分に楽しんだのでした。
発狂と言っても、別にお客様の悪口を言ったりするのではありませんよ。
ただ、変な顔をして全身で踊ったりだとか、大声で言ってはいけない単語を繰り返したりだとか。



そうしてまた、ロビーに戻ってこのルーティーンを繰り返すのです。

だいたいこの業務が19:30まで、勤務開始から2時間のお話しです。

泊まり込みの夜勤なので、翌日の朝まで勤務は続きます。


(つづく…)


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  1. 2016/09/08(木) 18:58:38|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

乙カレーサマー

忙しそうですな~

がんばって乗り切ってちょ

ご安全に~x0x
  1. 2016/09/08(木) 22:54:37 |
  2. URL |
  3. はぎ☆てつ #-
  4. [ 編集 ]

はぎ☆てつ様へ

きのうは徹夜明けだったもんで遅くならずに帰ってきました〜。
なんとか中間検収を乗り切りました〜!

まだ先は長いので明日は土日とも休むつもりです。

ご安全に〜x0x
  1. 2016/09/09(金) 19:59:00 |
  2. URL |
  3. たかぼう #WxX853u.
  4. [ 編集 ]

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